車がエンストする絶望感
先日小田原に行った時の話だ。
それは引越しの時にも用いたオンボロ軽自動車で小田原に向かう途中のこと。
長い登り坂を走っていたら急に車体がガタガタと震え、エンジンがぷすんと止まってしまった。
辺りは深い霧が立ち込めていたので、「あ、やばい死ぬ」と思った。
車が完全に止まる前になるべく車を端に寄せ、ハザードランプを点灯させた。
(エンジンが止まっていてもハザードランプは点くのでつけっぱなしにした)
以前にも一度だけ似たようなことがあった。
友人を二人後部座席に乗せたまま1時間ほど山道を走っていたのだが、山頂を目前に車は同じようにガタガタと震えストップしてしまったのだ。
車に無理をさせ続けた結果のオーバーヒートである。
その時はしばらく時間を置いた後に普通にエンジンがかかり車は動き出したので、今回も同じ症状であろうと思った。
けれど一応何か助言を貰えたらとすがるような思いでロードサービスに電話を掛けた。
が、全く繋がらない。
圏外で繋がらないのではない。
単純に混みあっているのか、人手が足りないのか…
私のような人間が同時多発的にたくさんいるのだろうか
車のメンテナンスを怠っていたのだから完全に私が悪いのだが…
だんだんと焦燥感も出てくる。
ようやく担当の方が電話に出たころには私の車は十分冷えたようでふたたびエンジンがかかるようになっていた。
その後無事に目的地に到着し、帰宅も問題なくできた
車を買い替えたい。と心から思った出来事である。